パスポートに必至の6ヵ条

ヨーロッパで日本のパスポート

海外旅行に行くと決めたら、必ずパスポートが必要になります。

パスポートの海外旅行中における重要性は、クレジットカードなどの比ではありません。旅行中に一番大切なものと言っても過言ではないです。

そしてパスポートの管理方法は勿論、入国審査とパスポートの関係、紛失した時のためにできることなど、絶対に知っておかなけれなならない事が山程あります。

この記事では、そういった情報をお伝えします。12年以上バックパッカーをしてきた経験を踏まえ、できるだけ広範囲をカバーするよう努めましたので、しっかりと熟読して下さい。

1.パスポートの申請、更新、増補など

使い古されたパスポート

申請、更新と増補については多くのサイトで公開されているので、ここでは簡単に要点だけをお伝えします。

ただしそれだけではつまらないので、ちょっとしたトリックも載せておきました。是非、見つけてみて下さい。

申請

パスポートの申請に必要な書類は以下です。書類が揃ったら、住民票を置いている都道府県のパスポートセンターへ申請しに行きましょう。

  • 一般旅券発給申請書(こちらよりダウンロード可)
  • 戸籍謄本又は抄本(申請日より6ヶ月以内の発行)
  • 住民票の写し
  • 写真(パスポート用)
  • 本人確認書類(運転免許書等)

厳しい写真の基準

パスポート写真を自分で撮影するのは、辞めておきましょう。不可能ではないですが、細かい基準が色々とあり、意外と苦労します。

そしてたまに、パスポート写真の基準が分かってない写真やさんがあります。

私のおすすめは、ちょっと割高でもパスポートセンター近くの写真者さんで撮影し、「パスポート用写真お願いします!」と伝えることです。

値段

パスポートを申請後、受け取りに行く際にパスポート発行手数料を支払う必要があります。値段は、5年旅券と10年旅券、年齢で異なります。ただし10年旅券は12歳以上の方のみが取得可能です。

また、このパスポートの値段は都道府県手数料(現金支払)と、国手数料(収入印紙)から成り立っており、収入印紙はパスポートセンターで手に入れられます。

  • 5年旅券(12歳未満): 6,000円
  • 5年旅券(12歳以上): 11,000円
  • 10年旅券(12歳以上): 16,000円

更新

パスポートの更新は基本、残存有効期間が1年未満になったら可能です。

ただし長期留学予定などで、渡航中に有効期限が切れると分かっていると例外措置をとってくれます。

また、パスポートを更新すると、パスポート番号も変更になるので、海外航空券を購入するのはパスポート更新が終わってからにしましょう。

必要書類は以下です。ただし場合によっては追加書類の提出を求められることもあります。

  • 一般旅券発給申請書
  • 写真(パスポート用)
  • 現在使用していて有効なパスポート

増補

このパスポート増補、実はかなり効率的かつ有効的な手段だということを知っていましたか?

パスポートを増補することで、40ページの査証欄(スタンプを押されるページ)が追加されます。

またパスポート増補には、以下のようなメリットもあります。

  • 手数料がたったの2,500円
  • 申請先によっては2時間で受け取りが可能
  • パスポートの新規/更新の際と同時にお願いができる

必要書類も以下の3つだけなので、数が少なくて助かります。

  • 一般旅券査証欄増補申請書(こちらよりダウンロード可)
  • 現住所が確認できるもの(運転免許証など)
  • パスポート(既に所持している場合)

長期のバックパッカーや、ビザ取得が多い国を周る方は断然、増補がオススメ! 

2.パスポートケース

パスポートケース

パスポートケースって必要なの?と思われた方も多いかと思います。

その通り、必要ありません!・・・少なくとも私はそう確信しています。当然ですが、ケースはパスポート本体より大きいし、厚さもあるし、メリットが思い当たりません。

ただ、パスポートが曲がったり汚れたりというのが嫌な方は、ダイソーの透明パスポートケースがおすすめです。私の前のパスポートは、汚れがひどかったので現在は、このケースを使用しています。

しかもこのパスポートケース、中にポケットがあり、アライバルビザや荷物引換証を入れることで意外と重宝します。

3.パスポートの持ち歩きと紛失対策

ポケットにパスポート

パスポートは海外では必須の身分証明書ですが、どこへ行くのにも持っていくのは面倒だったりします。でも国によっては、パスポートコピーではなく本体を常に所持していないと罰金を取られたりします。

じゃあ、紛失対策や持ち歩きはどうしたら良いのでしょうか?

持ち歩き

私は基本、パスポートを持ち歩く派です。どうやって持ち歩くかというと、普段使用のバックパック一番底に貴重品として、袋分けして入れておきます

この時バックパックというのが、大切な点です。小さなポーチや肩掛けバックだと、まるごとひったくりに合う可能性があります。

また仮にスリに合うとしても、余程気が抜けていなければバックの底まで手を入れられるということはまずないはずです。

もう一つオススメなのは、羽織物が必要な時期であれば、ジッパー付き胸ポケットがある服を着て、そのポケット入れて持ち歩きます。この方法だと、簡単に紛失していないか確認できる、常に身近にあるという安心感が半端ありません。

たまに腰巻ポーチをしている方がいますが、汗ばむし、不快だし、慣れてない観光客風丸出しで逆に危険だと思っているので、個人的にはNGです。

紛失対策

パスポートの管理対策

パスポートは財布、スマホと同レベルに大切だと認識して下さい。この3つがあればぶっちゃけなんとかなります。

では、パスポート紛失を避けるためにできることには、どんなことがあるのでしょうか?

1) 外出時の保管場所は決めておく

外出中はバックパックの底、胸ポケットなどの定位置に保管することが、紛失しないために何よりも大事です。

2) 滞在先のフロントに預けない

しっかりとしたハイランクの宿泊施設でないと、管理体制がずさんなことが多いですので、フロントに預けるのはおすすめしません。

一方、旅行用スーツケースやバックパックの荷持内に隠す、常に持ち歩く等もできますが、ロッカーがあれば、私は迷わず利用しています。ただし、ロッカーの鍵がきちんと機能するかなどの確認を怠らないようにして下さい。

3) 如何にも慣れていない観光客だという雰囲気を出さない

道端で地図を取り出さない(スマホで見る)、ブランド品を避け、派手な服装をしないなどが挙げられます。

とりあえず、「お金たくさん持ってます!海外旅行慣れてません!」という雰囲気は絶対に避けて下さい。長年海外旅行をしている中で、やはりこういった日本人は目立ちますし、自分がスリだったら絶対に狙っているなと思います。

4) 首掛けポートは使わない

海外だと首掛けポーチは、旅行慣れしてない人のトレードマークと認識されています。団体旅行ならありかもしれませんが、個人旅行の場合は絶対に避けて下さい。

またサイトによっては、首掛けポーチをすすめ、メリットを書いている場合もありますが、個人的には理解に苦しみます・・・。

4.海外でパスポートを紛失・盗難された時

失くしたら普通、かなりてんぱります。でも、誰も自分でやらなければ誰も助けてくれません。正直、各国の日本大使館の大半の人も冷たいです。本当に必要最低限の助け以外は、期待しないで下さい。

ところで、万が一失くしても旅行を継続する事ができるのはご存知ですか?

パスポートを失くした際には、2通りの手段がありますので、それぞれに必要な書類、手順等を見ていきましょう。

最寄りの現地警察署で盗難・紛失証明書をGET

パスポートを失くしたら、まずはこれを1通発行してもらいましょう。この書類がないと何も始まらないので、気をつけて下さい。

警察官とコミュニケーションが取れない場合は、日本大使館に電話してもらったり、英語を話せる現地人を捕まえるのが一番てっとり速いです。

現地日本大使館で必要書類を発行

これが手に入ったら、現地の日本大使館がある場所へ移動です。この時、上述した2通りの手段から選ぶ必要が出てきます。それぞれ、必要な書類が異なるので気をつけて下さい。

また、いずれにしろ発行には通常、数日掛かることを覚えておいて下さい。

帰国のための渡航書

これは一時的なものであり、帰国するという用途でのみ使用可能です。必要書類は以下になります。

  • 紛失一般旅券等届出書(大使館でゲット)
  • 最寄りの現地警察署で発行された盗難・紛失証明書を1通
  • 6か月以内に撮影された顔写真(縦45mm×横35mm)を2枚
  • 渡航書発給申請書(大使館でゲット)
  • その他日程等が確認できる書類(航空券など)
  • 日本国籍があることを確認できる書類

一番最後の書類ですが、わかりにくいですね。実際の所、大使館職員の裁量次第です。パスポートコピー、運転免許証、国際学生証などで大丈夫だったケースもあるようですが、原則は戸籍謄本又は抄本です。残念ながらこれは、大使館に実際聞いてみるしかありません。

新規パスポート発行

  • 紛失一般旅券等届出書(大使館でゲット)
  • 現地警察署で発行された盗難・紛失証明書を1通
  • 6か月以内に撮影された顔写真(縦45mm×横35mm)を2枚
  • 一般旅券発給申請書(大使館でゲット)
  • 6か月以内に発行された戸籍謄本又は抄本の原本

渡航書の時と比べ、最初の3書類は同一です。新規パスポート発行にあたり重要なのは、「6か月以内に発行された戸籍謄本又は抄本の原本」です。

原本です!FAXやEメールでは送れません。なので、気長に現地で原本到着を待つか、出発前に念の為用意しておく、のどちらかとなります。

5.パスポートのコピー

繰り返しますが、海外でパスポートを紛失した場合、身分証となるものは他にありません。そして、コピーがあると無いとでは、紛失した後の流れに雲泥の差がでます。10秒も掛からないので、是非実践して下さい。

また、日本の運転免許証は日本語かつ年号表記なので、海外では役に立ちません。

パスポートコピーを撮るのは、顔写真とパスポート番号が表記されているページになります。因みにビザが必要とされる国であれば、ビザのページ写真も撮っておきましょう。

コピーの形式

コピーと言うと紙媒体を思い浮かべる人も多いでしょうが、そんなことはありません。

スマホのカメラでパシャっとするだけでOKです。

宿泊施設の予約時などでパスポート番号を求められることは多いので、スマホに入っていると、とても重宝します。

コピーが使える場面

パスポートコピーが役立つ場面

各人や施設の裁量による部分もありますが、基本的にパスポートコピーは、出入国審査以外は利用できます。イメージしやすいように、パスポートコピーの具体的使用場面をいくつかご紹介します。

  • パスポートを紛失した時
  • ホテルのチェックイン時
  • アルコール購入時に年齢確認をされる時
  • 稀ですが、クレジットカード使用時に本人確認を求められた時
  • 博物館の入館料で年齢制限付きの割引を使用する時

6.パスポートの期限と余白ページ

パスポートの余白と期限

パスポートの期限と空きスペースの重要性を考えたことはありますか?

蛇足になりますが、かなり大事なことなのでここでお伝えします。実は、パスポートがあれば必ず入国できる!というわけでは無いのです。

期限

パスポート期限とはこの場合、残存有効期限のことを指します。ちょっと分かりにくい言葉ですが、要は「入国日から数えて、パスポートの有効期限満了日まで※ヶ月以上ある」ことです。

また、「出国日から数えて、パスポートの有効期限満了日まで※ヶ月以上ある」という場合もあります。

個人的には、「入国日から数えて、パスポートの有効期限満了日まで6ヶ月以上ある」ことを基準として考えています。しかし国によっては、「※ヶ月」部分が異なる事もあるので、事前チェックを怠らないようにしましょう。

因みに、この残存有効期限が足りないと入国できなくなります。

大抵は航空会社のチェックインカウンターで指摘され、搭乗キャンセル扱いとなりますが、たまに、チェックされずに渡航先に到着してから入国審査で引っかかり、空港内で立ち往生というケースもあります。なので、しっかりとパスポート残存有効期限は確認しましょう。

余白ページ

パスポートの余白ページの重要性について語っているサイトが思いの他少ないので、指摘しておきます。

私のように海外に超頻繁に行く方でなければ直面することはまず無い問題ですが、直面した時は既に遅し、最悪入国できないので気をつけましょう。

  • 余白1、または2ページが必要
  • ビザが貼り付けられる場合、連続した2ページの余白が必要

以上が入国要件の一般論となります。

そして勿論、国によってパスポート余白ページの枚数、条件は異なりますので、事前チェックはしっかりと。

パスポートに必至の6ヵ条のまとめ

蛙とパスポート

パスポート持ち歩きや紛失対策として出来ることは、以外と少ないと思われたかもしれません。実際、そんなに無いと思います。

常に周囲に気を配ること、できるだけ身につけておくこと、これが一番の対策です。

日本にいると、貴重品を盗まれることは滅多にありませんし、落としても届けてくれる人が多いですね。しかし、これは日本が特殊なのであって、海外では普通じゃないということを忘れないようにして下さい。

後は、パスポートを常に定位置で保管するという習慣をつけること。これができれば、紛失することはまずないはずです。

パスポートの余白、コピー、増補などのポイントもお伝えしましたので、是非大事な豆知識として抑えておきましょう。

また併せて旅の準備を色々研究してみると、より自信が付くかもしれません。

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