6つの楽しい海外旅行の出会い方

6つの楽しい海外旅行の出会い方

「なんで海外旅行に行くの?」、「海外旅行って楽しい?何か危なそうで怖いイメージ。」なんてことをたまに、友人に言われます。

そしてそんなことを言われるとつい、「なんで海外旅行行ったことないのに怖いの?、取り敢えず行ってみればいいんじゃない?」などと言いたくなってしまいます。

でも実際、私が何で海外旅行が好きなのかはあまり、じっくりと考える時間は今までなかったように思えるので、今回少し掘り下げてみたいと思います。

また、読者の方達が共感してくれたり、海外旅行に行くモチベーションUPに繋がってくれれば、大変嬉しく思います。

色々な生き方をしている人に出会う

ジョージア旅行での出会い

世界には本当に、色々な行き方をしている人がいます。

ヒッピー生活をしている人、世界旅行を10年以上している人、ヨットで世界を周る人、街頭マジックをしながら生計を立てる人、定住したい土地を探している人、各国の伝統料理を勉強しながら旅をする人、起業家、ワインナリー経営者、不安定な国内から脱出し先進国へ移住しようとしている人、世界中をヒッチハイクする人。数え始めたらキリがありません。

色々な異なる生き方をしている人に会うことで、人生の選択肢は無限大だということが実感でき、腑に落ちます。

旅先でチャレンジ精神のアツさを感じた出会い

私がコソヴォを旅行した時に出会ったカップルは、コソヴォ初のホステルをオープンしたばかりでした。コソヴォは前途多難な国と言わざるを得ない状況の国ですが、コソヴォをバルカン半島の秘境として広め、たくさんの観光客を誘致したいと、彼らは熱意たっぷりに語っており、その時の顔が今でも忘れられません。

また、アメリア留学がトンズラし、なんとなくアルバニアに辿りつき、現地でマッサージ屋として生計を立てている日本人もいました。

衝撃的でロマンチックな出会い

イラン、田舎での出会い

思わぬ形での人との出会いというのは、いつも衝撃的で、どこかロマンチックです。

夜行バスの席が隣、タクシーで相乗り、ヒッチハイキング、国境で足止めされる、美術館で同じ作品に惚れる、田舎で迷うなど、星の数だけ出会い方はあります。

もしかしたら一生の友だちになるかもしれないし、結婚することになるかもしれないし、それは誰にも分かりません。でもどうせなら、衝撃的でロマンチックな出会いの方が、人生にスパイスが入って、断然面白いのんじゃないのかな?

旅先でロマンチックな友情との出会い

イランのとある田舎町に泊まった時、あまりに宿泊先がずさんだったので、次の日私は逃げ出しました。でも週末で公共交通機関は止まっているし、タクシーはどこにも無いしで、途方にくれてしまった時の絶望感と言ったら、半端ありませんでした。

そんな時、道端に止まった車から青年二人が出てきて、「どこ行きたいの、東になら一緒に行けるよ?」と誘われ、藁にもすがる思いで、彼らの車に乗り込みました。当然最初私は警戒し、念の為護身用にシャープペンを手に握りしめ、冷や汗をかきながら、相手の挙動に細心の注意を払っていました。

しかし、彼らはとてもフレンドリーで誠実な雰囲気を醸し出し、ランチに連れてってくれ、観光スポットを紹介してくれ、カナダに移住したいことや家族についてなどプライベートな会話をしていく中で、心の距離を縮めることができました。そして最後には、またテヘランで会おうと約束し、結局この出会いの日から2週間後に約束は果たされました。このイラン人の青年二人は現在も、素晴らしい友人達でありつづけています。

日本にはない多様な料理を食す

トルコ旅行で伝統料理との出会い

日本の食文化は、かなり特殊です。特にできるだけスパイスを使わずに、素材の味を活かすのは、海外に住む日本人にはたまりません。

でもそれとは別に海外の料理もたくさんあるわけで、ウクライナのボルシチ、フランスのフォアグラ、イランのゼレシュク、セルビアのサルマ、スペインのパエリヤ、チェコのウトペネツなどなど。きっとほとんどの方は、これら料理がどんなものかは想像できないはずです。

かくいう私も、実際に食すまでは知りませんでした。でも一度食べれば忘れず、「あ、このサルマはセルビアっていうよりもトルコ風だな。」なんて言えるようになります。人間の3大欲求の一つと言われる食、世界を味わえるなら、是非とも味わいきりたいものです。

旅先で食の出会い

数年前の冬、フランスのリヨンに住む友人を訪ね、年末を過ごしに2週間程滞在しました。フランスは何度も行ったことがあるので、フランス料理自体には驚くことはありませんでした。しかし、ある天気の良い日に旧市街の坂の上にある、彼のお気に入りのカフェに連れて行ってもらった時のことです。たくさんの種類のケーキ、菓子パン、コーヒーがあり、選ぶのに迷っていると店員さんが「当店のレモンタルトはイチ押しですよ!」とのアドバイスをくれ、注文するに至りました。すると、このレモンタルトの美味しさは半端なく!!・・・結局滞在中に、更に2回も足を運んだ自分がいます。

未だに、このレモンタルトが人生で食したデザートの中でも1番です。そして「また食べたいな・・・。」と、この記事を書きながら思い返している私がここいます。

日常では味わえないハプニング

毎日一定の生活範囲で、一定のルーティンを繰り返していると、ハプニングはなかなか起こりません。

ハプニングが起こり、それに対処できること、これを一種の人間力だと私は思っていて、様々なハプニングに巻き込まれるという体験はいつも、自分の快適ゾーンの外にあります。

ウクライナの田舎道で車がパンク、予約したはずの航空券が見つからない、道端で警察に身元確認されるなど、国内なら大したことのないハプニングも、海外で起こると突然スケールが大きくなります。こういった状況をくぐり抜けるなかで人間力をつけていく面白さ、ちょっとコアかもしれませんが、私にはこれがとても楽しいです。

旅先でハプニングに巻き込まれる

iran demonstration

一番最近のハプンイングですと、2019年の11月に、イラン国内のガソリン価格が一夜にして50%上昇する出来事がありました。

次の朝にはイラン各地でデモが起こり、道端でタイヤを燃やしたり、道路封鎖をするなどに発展し、国内の緊張が高まりました。そしてその時期にちょうど、私はイラン国内を旅行していており、イランのシラズ(Shiraz)という都市で道路封鎖に会い、数日間閉じ込められてしまったのです。しかもイラン政府が全インターネットを封鎖したため、デモ等の情報、家族や友人への連絡も一切取れずじまい。

そんな中で、同じ宿泊施設にいた旅行客と一緒に周りのイラン人から情報を掻き集め、どの方角が安全か、死亡者は出ているのか、バス等の公共機関は動いているのかなどを聞き、その信憑性を確かめ、街から脱出するというハプニングに巻き込まれました。

その後、都市間を移動する中で何箇所もデモも見ましたが、タイヤや家具を道端で燃やしたり、ガソリンスタンドに火をつけはするものの、現地人はスマホで写真を撮ったり、チャイを飲んでたりと、平和そのものだったのが印象的で、今でも鮮明にそれらの光景を覚えています。

そしてイランから出国後に欧米や日本メディアの報道を見て、その誇張され具合にはビックリしたものです。

チャレンジする機会がたくさん

アゼルバイジャン旅行でドロ火山

別に難しいことにトライすることだけがチャレンジではありません。嫌いな昆虫の料理と食べてみる、スキューバダイビングを習ってみる、コーヒーマシーンの使い方を勉強する、観光地ではない田舎街に一人で行ってみる、馬の世話をしてみる、英語で友達を作ってみるなど、いろんなチャレンジの形があります。

では、チャレンジすることの何がいいのか?

この答えは単純に、楽しいからではないでしょうか。そしてチャレンジすることで、何らかのスキルが身につきます。スキルはいくら身に付けたところで重くならないし、チャレンジを楽しんでいる自分が、私は好きです。

旅先で思い立ってチャレンジ

チェコにいたある日、「農家でボランティアしてみたいなー。」と思い立ち、どうせなら乗馬も一緒にやってみたいなと思い、WWOOFというボランティアサイトから農家を見つけました。そんな訳でイタリア、ピサ近くのとある田舎町にある、乗馬クラス、宿泊施設

、そしてレストランを同時経営しているボランティア先を見つけ、3ヶ月滞在しました。

雨の日も風の日も山に放し飼いされた馬達に一日2回餌を与え、ラバの世話をし、イタリアの伝統建築である石造りの家を建築する、イタリア料理を習うなど、様々なチャレンジができました。こういった日本でなかなかできないチャレンジができるのは、間違いなく海外の良さの一つです。

世界がどんどん小さく(身近に)なる

ジョージア一人旅

色々と海外旅行が楽しい理由を上述してきましたが、これらが最終的にどう繋がるかというと、自分にとっての世界がどんどん小さく(身近に)なる点に集約されると思います。ただ、これだけだとちょっと曖昧なので具体的に掘り下げてみましょう。

  • 色々な国を訪れることで、外国と日本の境界を感じなくなる
  • 世界中の人と出会い、友人になることで、海外の出来事が身近になる
  • チャレンジし続けることで、今まで知らなかった、できなかったことが自分のモノになる
  • 世界中にコネクションができることで、ビジネス機会が広がる
  • 様々な生き方、考え方を知ることで、思考が柔軟になる

他にも色々な解釈の仕方があるとは思いますが、私にとってはこれらが頭の中に真っ先に浮かびました。そして、自分にとっての世界が身近になることは、人生における大きなプラスだと私は革新しています。

6つの楽しい海外旅行の出会い方のまとめ

如何がでしたか?共感できる部分、異なる意見を持った部分、様々あるかと思います。今回ご紹介したのは、あくまで私個人にとって海外旅行が楽しい理由であり、読者の方が独自の意見を持っているのは当然のことです。

海外旅行にまだ行ったことのない方は、この記事を通して少しでも海外旅行の楽しさ、意義を分かっていただけたら、とても嬉しく思います。そして海外旅行に既に行く気になっている方は、海外旅行計画の立て方も参照してみて下さい。

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