一人旅を好むのには、それぞれ理由があると思います。中でも、「できるだけ費用を安くしつつ、ヨーロッパ旅行を満喫したい!」という方は必見です。ヨーロッパはほぼ旅行しつくした私が、いくつかの国を選び、この場でご紹介します。
なお、トルコとコーカサス地方は個人的にはヨーロッパだと思わないので、ここでは除外します。また、「安い・旅行しやすい・安全」を基準として、個人的感覚でランキングをつけました。
最初に書いてしまいますが、おすすめランキング国はこんな感じです。番外編は一番下にありますよ。
- ハンガリー
- スロベニア
- チェコ
- ギリシャ
- ポーランド
ハンガリー

ブタペスト観光でも紹介していますが、ハンガリーは海外一人旅の初心者にもおすすめです。日本からの直行便はありませんが、ブダペストがWizz Airの本拠地なので、ヨーロッパの他都市へ格安航空で移動できます。また、ハンガリーは地理的に東欧の真ん中にあることもあり、周辺国の伝統料理を多く取りいれています。なので、一国でたくさんの国の料理を楽しむことができるのです。

ブタペスト以外にも、赤ワインで有名なEger(エゲル)や、バラトン湖、陶器で有名なPecs(ペーチ)などもあり、基本電車で行ける場所が多いので観光にはピッタリの国だと思います。
スロベニア

大自然と、とっても素敵な景色を求めるならスロベニアは外せません。国としては、あなたがイメージするようなヨーロッパであり、謙虚で気が利く国民性は日本人にとっては、とても馴染みやすいと思います。

ブレット湖、ボヒン湖、トリグラウ山、ポストイナ鍾乳洞、シュコツィアン洞窟群など、美しい自然スポットが多く、またスロベニア人にとってのハイキングは、日本人にとってのカラオケのようなものであり、アウトドアスポーツも盛んです。ヨーロッパの自然を満喫したいなら、是非訪れて見てください。
チェコ

御伽の国としてよく紹介されるチェコですが、まさにそのとおりです。特にプラハの旧市街は際立っています。周辺国がほぼユーロを使っているなかでCZK(チェコ・コルナ)で頑張ってます。有名な図書館や古城は一度は写真でみたことがあるはずです。チェコ人の傾向として、年配の人には失礼な態度をとる人もいるが、若者は親切というのが、私の肌感です。
また、ロッククライミングが盛んな国でもあります。
チェコ自体は小さな国であり、都市間の移動はRegioJetという格安サービスのバスや電車を利用するのが、おすすめです。
そういえば、近年対外的な国名をCzech RepublicからCzechiaに変えましたが、未だ国内外で浸透していません。「Chechnya(チェチェン)と間違われるから、やめろ」なんて言っている国民もいるみたいです。
ギリシャ

ギリシャは地中海を楽しみたいのなら外せません。島の数は多いし、歴史的建造物も多い。夏季休暇には特にもってこいだと言えます。トルコにかなり近い食事であり、国民性もどこか似ています。海の綺麗さはアルバニアやクロアチアといい勝負なのではないでしょうか。

ただ、交通が意外と不便なのと、細長い国なので移動距離が結構発生してしまいます。また、ボッタクリをする人が多いので気をつけましょう。
ポーランド
隣がドイツであるにも関わらず、とても物価が安く、歴史的にも奥が深いのがポーランド。新日国でもあり、ヨーロッパ人の旅先としては、格安でアクセスが良いと人気です。有名な観光都市としては、以下のようなものがあります。
- クラクフ旧市街:ポーランド最古の都市で、歴史的な旧市街はユネスコ世界遺産に登録されています。ワウェル王宮、聖マリア教会、クラクフ市庁舎など見どころが豊富です。
- ワルシャワ:ポーランドの首都で、市内には数多くの博物館や美術館、歴史的建造物があります。また、ロイヤル・ルートと呼ばれる観光スポットがあり、美しい街並みを楽しむことができます。
- オシフィエンチム:中世の城壁や塔、教会、市場広場などが残る、美しい中世の町です。また、オシフィエンチム城も見応えがあります。
- ウッチ:ポーランド第三の都市で、ポーランド最大の繊維産業都市として知られています。市内には美術館や博物館、劇場、公園などがあり、文化的な雰囲気を楽しめます。
- ザコパネ:タトラ山脈に位置するリゾート地で、美しい自然や温泉が人気です。また、伝統的なポーランド料理や民芸品も楽しむことができます。
とにかく格安旅行ができるヨーロッパの国
ランキングとは別になりますが、旅行のしやすさ、つまり交通の便を考慮しなければ、以下の国にも行ってみると面白いです。ただ、あまりメジャーな旅行先ではないので、一人旅慣れしているほうがより楽しめるかもしれません。
モルドバ
ソビエト連邦の構成国だったこともあり、共産主義の雰囲気が今も多く残っている。特段観光名所といったものは多くないが、隣国ルーマニアはもっとヨーロッパっぽいにも関わらず、ギャップが中々面白い国です。
アルバニア

ヨーロッパにしては安い海鮮が多くあり、まだそこまで旅行者の数も多くありません。海もキレイさもピカイチ。ただ交通網は未発達なので、移動は基本、乗り心地の悪いバスになります。
コソボ

セルビアと色々揉めている国ですが、国民は外国人に対して優しく、英語を話せる人も多いです。文化的には、ボスニアとアルバニアを足して2で割った印象で、個人的にはとても好きな国です。また世界的遺産も多く、面白い歴史的建造物なんかを色々見ることもできます。

一人旅をするにはちょっと勇気がいるかもしれませんが、個人的にはとてもおすすめです。
セルビア
住んだことがあるのもありますが、昔は結構一部でアジア人差別がひどかった国です。最近いったときは、昔と比べての変化にいい意味で驚かされました。ただ、昔と変わらず私のお気に入りなのには変わりない国です。ご飯がちょっと肉系が多いのが、日本人には辛いかもしれません。物価は安く、皆さん身長が高めです。人懐っこい国民性は、きっとあなたも好きになるはずです。