コロナに世界中が慣れ始め、人の移動が増加してきました2022年です。残念ながら初めての海外旅行をおすすめするタイミングとしては、出入国規制等の情報が日本語でオンタイムで手に入らない、用意する文書が多い等の点から正直まだ難しいように感じています。それに、日本入国が半端なく面倒・・・。
それでも、来るべき海外旅行に備えて準備を始めるのに今はピッタリな時期だと思い、この記事を書いてみました。
皆さんは、「初めての海外旅行」と聞くとどんな気持ちになりますか?ワクワクしたり、不安になったり色々な感情が渦巻くのではないでしょうか。ちなみに10年程前に初めて海外に行ったとき、正直私はワクワクしかありませんでした・・・。とは言え初めての海外はアルメニアだったこともあり、ちょっと無謀だった気もします。そんな訳で、長年の海外旅行経験をした今、周りのバックパッカー達の意見も踏まえてこの場でアウトプットしていきたいです。
男性・女性の初めて海外一人旅

よく、「女性の一人旅」などと特集して記事にしている人がいますが、私はそれに意味をほとんど感じません。初めての海外一人旅を目指しているのであれば、行き先の選定で気をつける点は以下だけです。
交通機関の情報や予約がネットで可能
初めての海外一人旅だと、行き当たりばったりの旅行よりもできるだけ事前に計画/予約を済ませたいはず。旅路が決まっていると少し安心するし、予定にも余裕が生まれます。
到着した日に、次の目的地へのチケットを買いにバスターミナルに行くなんて嫌・・・。しかも、バスターミナルや駅は郊外にあることが多いので、街中を観光したい時にはなんとも面倒に感じます。
とりあえず電車とバス、これらのオンライン予約が簡単かつ当たり前の国を選びましょう。
ある程度観光客なれしている国
これは意外と大事です。観光客なれしている国だと、以下の点などが旅をリラックスかつ簡単にしてくれます。
- 物珍しさに話しかけてくる人がいない
- 言葉が通じなくても、なんとなーく察してくれる
- 事前に得られる情報量が多い
1は、何が目的で自分にアプローチしてきているのかわからないので余計に神経を張る必要がなくなります。ホスピタリティと下心、意外と見分けがつかないことがあります。
2は、あなたが何をしたいのか、どこに行きたいのかを相手が察してくれるので、より出会うトラブルを減らしてくれます。
3はとにかく計画が立てやすくなります。現地バスの時刻表がない、目的地への行き方が不明、現地で聞いたけど人によって情報が違うなんてことはザラにあります。これを回避できるのは非常に助かります。
女性軽視をする国を避ける
残念ながら、これだけは書かざるを得ないのでご容赦下さい。女性軽視をする国を女性一人で旅行するのは、かなり苦労します。これが初海外となるとなおさら。そもそも女性軽視の国と言われているところは、総じてモラルが低い傾向にあります。なので特段の事情がない限り、初海外旅行先にはしてほしくないです。
シニア世代の初海外旅行

「今まで海外に行ったことはないが、仕事も一段落し海外に行ってみたい。」や、「若いときはできなかったが、今なら海外に行きたい。」という方々は、以下の点に気をつけながら行き先を決めると良いのではないかと思います。
交通網が発達している
舗装されていない道をバスで移動したり、鈍行しかない電車に長時間乗るのは苦痛でしかありません。特急電車や高速道路がある程度ある国だと、移動による疲れを感じすぎず、旅行を楽しむことができるはずです。
国のサイズがこじんまり
当然ですが、国が大きいと交通機関を使用した移動も増えます。そして、乗り物による移動は疲れます。一方で歩いたり自転車、電動スケートを使って多くの場所を訪れた方が現地を楽しめますし、自由度も格段に上がります。理想は、国の端から端までが4時間だと良いと思います。
因みに真の理想は、「国のサイズがこじんまり+交通網が発達」。これ、ズバリ最強です。どんな国があるか気になるかたは、ぜひお尋ね下さい。
できるだけ飛行時間が短い
ビジネスクラスを利用したとしても、飛行機はとにかく疲れます。まして乗り換え時間が5、6時間掛かったりする場合は、暇だけど空港からでるには微妙な時間、手持ち無沙汰です。海外旅行の本番が始まる前に、飛行機移動で消耗しないようにしたいものです・・・。
初めての海外旅行に一人ツアーはおすすめ?

現地まで他のツアー客と一緒に行き、滞在先まで送迎。その後は帰国の途につくまでは自由行動という一人ツアー。「とっても楽で便利!現地での観光に専念できる。」という声や、「これだけのサービスのためにしては、料金が高すぎる!」といった声をよく聞きます。
正直ツアーは参加したことがないので、ツアー参加もする旅仲間の意見となりますが参考にしていただきたいです。そういえば1人ツアーは、提供できるサービスが少なく原価がばれやすいので薄利らしいです。
おすすめできる理由
- 現地の観光プラン作成に注力できる
- 帰りの飛行機乗り継ぎは心配いらずで、まったりできる
- トラブったらツアー会社が助けてくれる
おすすめできない理由
- 目的地に着くまでの道中という醍醐味を逃す
- 本来の旅行は、計画を立てる所から始まると思う
- やはり自分で全行程を準備したほうが安い
私のすすめる初海外旅行先 – ヨーロッパ編

なんだかんだで60カ国程を旅行してきた私です。海外に行ったことのない両親を初めて、海外旅行に呼んだときは本当に色々調べ、考えました。また、後輩からよく初海外旅行はどの国が良いかと聞かれる機会が多く、ある程度は頭の中でリスト化されています。そのうちのいくつかをここでご紹介します。
ヨーロッパが専門なので、そこはご容赦下さい。
オーストリア・チェコ・ハンガリーの周遊
初めてのヨーロッパなら、間違いなく一押しです。ここらへんが好きで長く住んでいるというのもありますが、街並みがとにかく好きです。後、適度に人が親切なので快適な旅をきっとできるはずです。おすすめの理由は以下のようになるので、参考にしてみて下さい。
- 現代と中世のヨーロッパのいい所取りができる
- 西ヨーロッパより物価が安い
- バスも電車も頻繁に通っているので、計画が立てやすい
- システムがある程度整っており何かと不便しない
- オーストリアは音楽、ハンガリーはワインとチョコ、チェコは街並みが押し
- ウィーンがINとOUTに便利
スロベニア・オーストリアの周遊
言わずもがなのオーストリアと、ちょっとマイナーなスロベニア。でもスロベニアには、ヨーロッパ最大の鍾乳洞ポストイナや有名なブレッド湖などがあり、首都のリュブリャナからも1時間程度の移動で大自然を満喫できます。
ウィーンとリュブリャナの間にもサモボルやグラッツなどの観光都市がある上に、移動も5時間半程度。短期間にいっぱい予定を詰め込みたい場合にピッタリだと思います。INとOUTはウィーンがおすすめです。
ドイツを一周
ちょっと滞在費用は上がりますが、ドイツは日本と似ていると言われてるだけあって移動も滞在も便利です。デュッセルドルフなどは日本人で溢れており、ドイツ全体にも満遍なく日本人がいるので、初めての海外旅行で不安が大きい人にはおすすめです。
個人的には北ドイツよりも、ハイゼンベルやシュトゥットガルト、ミュンヘンがある南ドイツに旅行の大半を費やす価値があると思います。
イタリア・サンマリノ・バチカンを周遊
ご存知の通りサンマリノとバチカンは、イタリアの国の一部のような地理的ロケーションです。バチカンには徒歩で入国できますし、サンマリノはローマから電車に乗り、最寄り駅からバスで行くのが通常です。どちらもイタリアと似た文化を持ち合わせはいますが、気軽に3カ国周れるのは魅力的ではないでしょうか?
まとめ
初めての海外旅行には、不安がつきものです。人によっては「もう海外なんて行きたくない」というかもしれません。でも、海外旅行に行ったという事実は、きっとあなたの人生になんらかの影響を与えるはずです。私にとって海外旅行は、自分のコンフォートゾーンから強制的に自分を追い出してくれる手段であり、人生の転機だった・・・のだと思います。
この記事を読んでるなら、初海外旅行まで後1歩!質問等も受け付けていますので、気軽にご連絡いただけたら嬉しくおもいます。最後までお付き合いいただきありがとうございました。