「海外旅行で友達を作りたい!」、「現地で旅仲間を作りたい!」という方向けの記事です。世界50カ国以上に友人を持ち、20カ国以上を旅してきた私の個人体験談を元に、海外旅行で友達を作る方法をご紹介します。
自然な出会いの友達作りはキッカケが全て
友達になる前にまず、知り合いにならなければいけません。じゃあ、どうやったら知り合いになれるのか?
答えは簡単、あなたか相手のどっちかが話しかけることです。
何事にも言えることですが、キッカケが全てです。でも頭では分かっていても、全く知らない人にいきなり声を掛けるのは結構勇気がいります。
私も海外旅行初心者だった頃は、ホステルで一緒だった人や、カフェで隣に座っている人に話しかけるのには、心の準備がかなり必要でした。そして大抵は話しかけられずに、残念な結果に・・・でも、それでどれだけの機会を逃したことか。
一期一会とも言いますが、「あ、話してみたいな。」と思ったら、チャンスがなくなる前に勇気を振り絞りましょう。
こんな会話の切り出し方がおすすめ
じゃあどうやって会話を切り出したらいいのか?私がよく使うフレーズを何個か挙げてみたいと思います。
May I sit here?…By the way, I am…Nice to meet you!
(ここ、座ってもいいですか?ところで、・・と申します。どうぞ、よろしく!)
さすがにいっぱい椅子が空いてる場所では使えませんが、これはカフェなどどこでも使えるので便利です。
Did you visit ○○○?(○○○、行ったことある?)
観光地で行きたいスポットは、到着した時点で決まっているはずです。そこでホステルとかなら、観光客っぽい人に聞いてみましょう。
Did you do any sightseeing in the city? (この街で、もう何か観光した?)
同じくホステルに泊まっている方に、気軽に使えます。現地についたら、まず情報収集するのは基本ですから、相手に違和感を全く与えることがありません。
Do you know any supermarkets nearby?(近くにあるスーパーどこか知ってる?)
道端で歩いている人でも、誰にでも話しかけられるフレーズです。材料や飲み物など、スーパーは大切ですからね。
Can you tell me how to get to ○○○?(○○○への行き方、教えてくれませんか?)
口説き文句の定番のような響きですが、結構有効です。場合によっては「良かったら連れてってあげるよ!」と言われることも。
列挙してみましたが、どのセリフも、冒頭に「Excuse me(すいません)」を付けるのは忘れないようにしましょう。初対面なのですから丁寧に話かけて下さい。間違っても「Hey(ねえ)」などと、慣れなれしすぎる呼びかけは避けましょう。特に女性に対して使うとナンパと勘違いされて、警戒されやすいです。
海外で友達作りのためのアプリ
アプリを使ってキッカケ作りをスキップし、いきなり待ち合わせするのもありです。むしろ、この方が知り合いになる前置きもカットできるし、お勧めかもしれません。
Couch Surfing
バックパッカー向けのアプリで、旅人と現地人が文化交流することを目的としています。Couch Surfingでは、旅行先都市の現地メンバーがMeet up(待ち合わせ)、Maybe Accepting Guests(もしかしたら泊められるかも)Accepting Guest(泊められる)といった設定ができ、あなたがどうしたいかによって様々なリクエストを送れます。
使い方は大きく分けて3つあるので、時と場合で使い分けましょう。下記でもう少し詳しく説明します。
Meet up(待ち合わせ)
気軽に現地人と待ち合わせして、彼らが街を案内してくれるというコンセプトです。でも、「地元人気のレストラン知ってたら、連れてってくれない?」や、「ハイキング行きたいんだけど、一緒にどう?」と誘うなど、相手次第で色々なアクティビティを一緒にでき、観光に限定されないのが良さです。
Host(泊めてもらう)
現地人の家に泊めてもらう中で、文化交流や友人関係を築くことができます。
私もこの機能は頻繁に使っており、泊めてもらい濃厚な時間を過ごす中で仲良くなった人が何人いるか数え切れないくらいです。
宿代が浮くのは確かに嬉しいですが、何より一緒に屋根の下で生活し色々語るなんて、海外旅行をしていてもそんな簡単にはできません。なので、個人的には非常にお勧めです。
Hung out(ハングアウト)
これはGPS機能を利用しており、リアルタイムです。同じ街にいる観光客や現地人で暇な人同士が集まって、何かのアクティビティができます。計画を事前に立てることなく、気軽に集まれるので、「これから何しよーかな?」なんて時に活躍してくれます。
Meetup
都市ごとに一般人の間で開催されるイベントを検索し、好みのものに参加できるのがMeetupです。イベントと言ってもカジュアルなもので、友達同士で企画するような気軽さが嬉しいです。英会話、ハイキング、現地交流など多様な種類のイベントがたくさん、色んな人が企画しているので、きっと参加したいのがあるはずです。
また、自分が先導してイベントを企画することもできます。
Tinder
Tinderには、出会い系アプリとしてしかの使い道しかないと思っていませんか?
そんなことはありません。現地人と交流するために使うのも全然ありです。プロフィールに「海外旅行で来ています。一緒にロッククライミング行きませんか?」など書けば、現地の友達を作ることもできます。
実際、海外旅行をしている人で現地人と友達になる目的で利用している方は、意外と多いです。まずは、Tinderを是非使ってみて下さい。
ただサクラもいるので、怪しいと思ったら直感を信じて判断をしましょう。
SNS等グループを利用
FacebookのExpatグループへ参加
「Expat」とは、「国外に居住する人」の事です。海外に住むのが当たり前となった現在だからこそ、増え始めたグループと言えます。Facebook画面から、以下で検索を掛けるとほぼ確実にヒットがでます。
・ Foreigners living in ○○
・ Expats in ○○
「○○」には、都市名を入力しましょう。
大抵のグループはクローズ・タイプなので、グループ参加申請が必要です。
参加が承諾されたら、早速投稿しましょう。例えば、「7月14日から1週間、ケルンに滞在します。誰か一緒にパブ行かない?」みたいな感じです。その際自身の写真を一緒に投稿すると、なおさら良いです。
Facebookの旅仲間探しグループへ参加
この種類のグループは、たくさん存在しますので、どれが良いかは自己判断でお願いします。
基本、コミュニティ参加数が多いとこなら大丈夫でしょう。「Looking for Travel Buddy」や、「Solo Travelers」などで検索すると、かなりの数がヒットするはずです。
敢えて現地の日帰り観光ツアーに参加
この方法が、一番確実かもしれません。観光地によっては、1人で行くのが大変な場所や、複数の観光地を組み合わせたパッケージツアーの方が安上がりな場合があります。
「ツアーなんて、時間制限があるし面倒!」なんて方も、一度試して見て下さい。
丸一日を一緒に過ごすので、濃い人間関係が構築できてお勧めです。
ホステルでの友達作り
ホステル滞在する人は、大抵があなたと同じ旅人です。特にDorm(ドーミトリー)だと同じ場所で寝起きするので、自然と会話が始まります。友達になるための会話の流れとしては、以下がおすすめです。
1. とりあえず自己紹介する
2. 相手が答え易く、会話がはずみやすい質問をする
3. 「じゃあ、○○行くんだけど、どう一緒に?」
4. 交流を深める
一つ覚えておきてもらいたいのが、ソロで旅行する人だって、人との交流はあった方が旅は楽しくなると思っている、ということです。勿論、誰とも話したくないという人もいるでしょうが、かなり少数です。
要は、自分と相手のどちらが先に話かけるかの違いです。折角の出会いのチャンス、無駄にだけはしないようにして下さい。
カフェから始める友達作り
ちょっとハードルが高いと思った人もいるでしょう。実際、かなり勇気がいります。
でも、友達になれた時の嬉しさも格別です。
残念ながらこれは、状況毎にアプローチ方法が異なるので、なんとか頑張ってみるしかないです。
ただ一つ大事なのは、自分は旅行者で怪しいものではないという事をしっかりと間接的に伝える事です。誰だって、突然カフェで話しかけられたら警戒しますからね。
海外一人旅で友達が作れる奥義のまとめ
道中で一緒に観光したり、喋ったりする仲間ができると、旅の楽しさが一段階レベルアップします。
勿論日本から友人と一緒に行くのもありですが、その場合どうしても自分たちだけの輪に籠りがち。なぜなら知らない人に話しかけなくても、感動をシェアしたりする相手がいるからです。
個人的に、世界に交友関係を広げる事は、自分にとって大きな財産になると確信しています。全く新しい旅仲間との一期一会、堪能してみて下さい。ちなみに「英語が話せるか」は、そこまで重要じゃないですよ・・・実は。