本編は、前編からの続きとなるので、読んでない方は是非読んで見て下さい。
シャングリラの街並み

観光の中心部として、老街(ラオジエ)と呼ばれる旧市街が広がっています。
木造の建屋に鮮やかな色使いの装飾が施されており、コントラストと調和のバランスが素晴らしく映えます。あてもなく散歩するだけでも十二分に価値があります。
シャングリラにおける食事、買い物、宿泊は基本的にこの老街になります。
老街の昼の顔、夜の顔をそれぞれ写真で紹介していきます。
昼の街並み



どこか懐かしさを感じる中国的な街並みに、マニコロやチベット仏教がうまく調和しています。
街歩きだけでも楽しいですし、お土産屋さんやツーリストインフォメーションも充実しています。

老街のスーパーマーケットで見つけたポテトチップス。高地ゆえに気圧でパンパンに膨らんでいます。別に特別扱いされているわけではありません。
内容量は変わりませんが未開封の証拠です。
夜の街並み


夜は街の雰囲気も一層ノスタルジーになります。さながら映画のワンシーンです。

広場では民族的な音楽に乗せて皆楽しそうに踊っています。参加条件やルールはなく、踊れない私も輪に入れてもらいました。
シャングリラのゲストハウス
シャングリラは理想郷でありつつも、閉ざされた場所ではなく訪れる人を暖かく迎え入れてくれます。十分に観光地化されていることもあり、ゲストハウス探しに困ることはありません。


私が宿泊したShangri-La Snow Lion Lodge(香格里拉五色客栈)は親切で優しい夫婦が経営するロッジタイプのゲストハウス。一泊250元(4,000円)ほどでした。宿に限らず物価はやや高めです。
奥さんは流暢な英語でオススメの観光地や料理など、シャングリラに関するTipsを教えてくれます。

チベット様式の調度品に囲まれた素敵な部屋に宿泊することができます。

高所ということで、冬は厳しい寒さになります。お洒落な暖炉で体を温めます。定期的にご主人が薪をくべに来てくれます。

「高山病に効きますよ」ということで勧めらたお酒。実際、頭痛が緩和された気がしました。

夜になると手に届く距離に星が輝き始めます。今にも空からこぼれ落ちてきそうなほどです。
シャングリラの周辺観光
風光明媚なシャングリラの周辺には、これまた自然に溢れた観光スポットが数多く存在します。その中でも有名なものをいくつか紹介します。
普达措国家公园(普達措国家公園)

中国最大の国立自然公園がシャングリラから車で30分ほどの距離にあります。
大きさは約1,300km2、東京ドーム27,000個分です。スケールが桁違いです。

公園内にはシャトルバスが運行しています。シャトルバスに乗りながら観光するルートや、途中下車して1時間ほど徒歩で散策するルートなど、時間と好みに応じて様々な楽しみ方が用意されています。


私が訪れた時期は冬ということもあり、公園内の雰囲気は少し寂しい感じがありましたが、これはこれで冬の厳しさを垣間見ることができて有意義でした。



野生動物も多数生息しています。
完全に放し飼いのため、ヤクの大群が歩道を横切ったりします。
温厚な動物ばかりなので身の危険を感じる場面はありません。


1日で周遊することは不可能なので、是非ともまた訪れたいものです。
季節と場所を変えれば一生楽しめる公園です。
梅里雪山


普达措国家公园から、その霊峰の頂を見つけることができます。
6,000m級の山々は7つ連なり、全て未踏峰です。登山家にとってはチャレンジングな目標であるとともに、チベット教徒にとっては神々の山として聖地になっています。
シャングリラのまとめ
今回は現代の桃源郷、シャングリラを紹介してきました。
冒頭でお話ししたとおり、中国との関係性もあって今やチベット文化を手軽に体験できる場所は限られています。リアルなチベットの息遣いに触れられるシャングリラは、アクセスの良さ、見所の多さを考慮するとベストな旅行先だと思います。
そして、シャングリラにはその名に恥じない素晴らしいチベット文化と雄大な自然が今なお残っています。
幻のユートピアは、チベット文化と雄大な自然に守られて確かに存在していたのです。
人生に疲れた方は、苦難を忘れられる安息の地に足を運んでみてはいかがでしょうか。